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換気により取り入れられる外気は室内空気と、温度・湿度が異なります。したがって換気量が大きくなるほど空調負荷が大きくなります。
したがって空調を前提とした換気計画を立てる場合、必要充分な換気量を確保する範囲で換気量を少なく抑えるように配慮します。
加湿時も除湿時も、冷房時でも暖房時でも、換気量がが少ないことは空調負荷を減らし、少ない空調エネルギーで快適な室内環境を実現することができる条件です。
しかし、高温多湿な時期に入る前の短い期間、換気量を抑えることが快適な室内環境を実現する障害になる時期があります。
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人間は1時間に30gの水蒸気を発生する加湿器だった
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人間は就寝中でも呼吸や汗などで1時間に30gの水蒸気を発生します。部屋に二人寝ていれば1時間に60gの水蒸気を発生します。
仮に2時間に1回の換気がされている床面積10m2、気積24m3の部屋に二人が寝ているとすれば、1時間に12m3が換気されるので、室内の水蒸気量は外気に比べて1m3あたり5g、空気1kgあたり4g程多くなることになります。
この水蒸気量は一般に言われる一人当たり30m3/hの換気の場合の5倍になり、外気の相対湿度が60%を超えるときには室内の相対湿度が80%近くまで湿度が上昇します。
次のグラフは2時間に1回の換気がされている床面積10m2の部屋に1人および2人が寝る場合の相対湿度の上昇速度をグラフにしたものです。
二人の場合、1時間半ほどで一人が8時間寝た場合の湿度を越えてしまいます。

2006年の6月中旬の外気温度は下の図のようになっています。建物の種類によっては室内温度は外気温度に3〜6時間遅れて変動するため、寝入り端は室温も充分に下がっていません。
湿度上昇が大きい部屋では冷房を必要と思わない時期でも高温多湿な時期に部屋を閉め切っていると寝付きにくいと感じるかもしれません。

気温が25℃湿度が80%になると不快指数が、75を超え「やや暑い」と感じるようになります。
締め切って空調しない部屋では体温と呼吸や汗として出る水蒸気が気温と湿度を上昇させる原因になります。
この時期は換気量を増やすことが空調負荷を減らさずに快適な室内環境を維持できる特別な時期になります。
梅雨明け前の寝苦しい季節にはエアコンや除湿機を使う前に、扇風機を使う。寝茣蓙を敷く。換気装置を「強」運転に切り替える。など体感温度を下げる工夫を試してみてください。 |
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