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樹脂系断熱材の使用方法
A.コンクリート系の建築物に使用する場合
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冬の結露 外断熱と内断熱
「樹脂系断熱材は水も水蒸気も通さない」こう断言する人もいますが誤りです。確かに繊維系断熱材に比べて水蒸気を通し難いことは事実ですが、コンクリートに比べると2倍ほど水蒸気を通しやすい性質があり、外断熱では繊維系断熱材と目立った差はありませんが、内断熱では結露域が少し小さくなります。
樹脂系断熱材では繊維系断熱材に比べて透湿抵抗が約40倍大きいため結露量は繊維系断熱材を使った内断熱工法の1/100以下に減りますが結露がなくなるわけではありません。 |
樹脂系断熱材による外断熱と内断熱 (冬)
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外断熱 室温22℃-60% 外気5℃-50%
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内断熱 室温22℃-60% 外気5℃-50%
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夏の結露
樹脂系断熱材を使った場合外断熱工法の夏型結露の発生域はなくなります。ただし、カビ発
生域と呼ばれる相対湿度が80%を超える部分が完全になくなるわけではありません。
下の図に示したのは年間数時間から十数時間程度継続する最も危険な状態ですが、この状態
を解消するにはコンクリートと断熱材の間に乾燥空気を通気するなど従来と違った視点からの
対策を考える必要があります。
内断熱工法では一般部分の壁の温度が外気と同じなので、定常分析をする限り夏型結露が起
きる心配はありません。
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このような夏型結露は外断熱工法の建物よりも、内断熱工法の建物の基礎廻りなど低温に
なりやすい部分で頻繁に起きる現象です。 |
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樹脂系断熱材による外断熱と内断熱 (夏)
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外断熱 室温25℃-70% 外気31℃-75%
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内断熱 室温25℃-70% 外気31℃-75%
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B.軸組構造に使用する場合
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発泡樹脂系断熱材の使われ方としては次の二種類があります。
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工場生産される屋根・壁のパネルの空洞部分に予め断熱材を充填したものを現場で組み立てるもの。
一種のプレハブ工法。プレハブメーカーのほかパネル製造業者から既成パネル製品としてオープンに供給されています。 |
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軸組の外側に現場で断熱材を釘等で貼り付ける外張断熱工法
最近、軸組み材に樹脂製ブラケット(支持金具)を取り付け従来より厚い断熱材を使用できるようにもなっています。 |
樹脂系断熱材は素材自体にある程度の透湿抵抗・気密性があるため、軸組工法で使用する場合防湿・気密性能に特別な配慮をする必要はありません。
ボード状の断熱材の継ぎ目には透湿抵抗がありませんから、継目処理に注意が実用です。
外装材にタイル・金属パネル・透湿抵抗の大きい塗膜塗料など透湿抵抗の大きな素材を使うときには通気層を設けるなど水蒸気処理の配慮が必要です。
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C.ロックセルボード
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ロックセルボードは樹脂系断熱材とフォームグラス断熱材の中間的な性質を持った断熱材で、コンクリートよりも水蒸気を通しにくい性質を持っています。
木造建築物には樹脂系断熱材と同じ感覚で使用することができますが、RC建築物に使う場合は断熱材自体を防湿層にできる可能性があります。
しかし、断熱材の継目の防湿シール方法がまだ確立されていないようで、現状では樹脂系断熱材と同様な使い方になります。寒冷地では目地の凍害に注意が必要です。
樹脂系断熱材に比べて価格が約10倍高く、コスト要因から充分な厚みを持った断熱がされていないケースが多く見受けられます。
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D.フォームグラス断熱材
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フォームグラスはまったく水蒸気を通しません。フォームグラスの室内側は室内と屋外側は屋外と同じ水蒸気圧になります。
温度変化と水蒸気圧の変化が同じ材料中で起きるので、一般的部分では内断熱に使っても定常分析で計算上結露域が出ることはありません。
ほかの断熱材に比べて価格が高いので、日本での使用例はまだ限られたものしかないようです。
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