省エネな家造りの進め方 第五章 表
 第五章 次に家を壊すまでのお金のことを考えてみよう (別表) 
家を建てるときに必要になるお金
高断熱建築物 比較対照建築物
面積・数量
単価・率など
金   額
建築工事費 40坪 80万円
32,000,000円
設計管理費 工事費 10%
3,200,000円
地盤調査費
1,800,000円
既存解体費
800,000円
仮住居家賃
600,000円
引越費用
400,000円
登記費用 建築工事費の80%×0.15%+10万
138,400円
抵当権設定額×0.1%
25,600円
不動産取得税 (建築工事費の80%-1200万円)×3%
408,000円
外構工事費
800,000円
家具・什器費
1,000,000円
合   計
41,172,000円
ローン借入額
25,600,000円
親族から贈与
10,000,000円
差引必要額
(自己資金)
(A)
5,572,000円
面積・数量
単価・率など
金   額
建築工事費 40坪 68万円
27,200,000円
設計管理費 工事費 10%
2,720,000円
地盤調査費
1,800,000円
既存解体費
800,000円
仮住居家賃
600,000円
引越費用
400,000円
登記費用 建築工事費の80%×0.15%+10万
132,640円
抵当権設定額×0.1%
21,760円
不動産取得税 (建築工事費の80%-1200万円)×3%
292,800円
外構工事費
800,000円
家具・什器費
1,000,000円
合   計
35,767,200円
ローン借入額
21,760,000円
親族から贈与
10,000,000円
差引必要額
(自己資金)
(A)
4,007,200円

建築工事費:見積を取らないときは外断熱RC 800千円/坪、内断熱RC680千円/坪とします。
設計管理費:工事費の8〜10%とします。
地盤調査費:概算として1,000,000円を見込んでください。
既存解体費:既存建物の面積を基準に2万円(木造)程度と考えます。

ローン借入額:建築工事費の80%
※ 以上はあくまでも計画用概算額です。正式金額は業者見積などにより確認してください。


高断熱建築物 比較対照建築物
毎年必要なお金(5年目まで)
面積・数量
単価・率など
金   額
固定資産税 建築工事費の80%×0.7%
179,200円
都市計画税 建築工事費の80%×0.2%
51,200円
修繕費
損害保険料  
水道光熱費 Q値1.5 1.5×1800*24*135/4*22
48,114円
ローン返済
1,190,400円
合   計
(B)
1,468,914円
面積・数量
単価・率など
金   額
固定資産税 建築工事費の80%×0.7%
152,320円
都市計画税 建築工事費の80%×0.2%
43,520円
修繕費
損害保険料  
水道光熱費 Q値5.0 5×1800*24*135/4*22
160,380円
ローン返済
1,011,840円
合   計
(B)
1,368,060円
毎年必要なお金(6年目〜ローン返済まで)
面積・数量
単価・率など
金   額
固定資産税 建築工事費の80%×1.4%
358,400円
都市計画税 建築工事費の80%×0.2%
51,200円
修繕費
損害保険料
水道光熱費 Q値1.5 1.5×1800*24*135/4*22
48,114円
ローン返済
1,190,400円
合   計
(D)
1,648,114円
面積・数量
単価・率など
金   額
固定資産税 建築工事費の80%×1.4%
304,640円
都市計画税 建築工事費の80%×0.2%
43,520円
修繕費
損害保険料
水道光熱費 Q値5.0 5×1800*24*135/4*22
160,384円
ローン返済
1,111,840円
合   計
(D)
1,520,380円
毎年必要なお金(ローン返済〜耐用年数まで)
面積・数量
単価・率など
金   額
固定資産税 建築工事費の80%×1.4%
358,400円
都市計画税 建築工事費の80%×0.2%
51,200円
修繕費
損害保険料
水道光熱費 Q値1.5 1.5×1800*24*135/4*22
48,114円
合   計
(D)
457,714円
面積・数量
単価・率など
金   額
固定資産税 建築工事費の80%×1.4%
304,640円
都市計画税 建築工事費の80%×0.2%
43,520円
修繕費
損害保険料
水道光熱費 Q値5.0 5×1800*24*135/4*22
160,384円
合   計
(D)
508,544円


高断熱建築物 比較対照建築物
支出負債累計(5年目まで)
金   額
建てるとき
(A)
5,572,000円
5年目まで支出 (B)×5=(C)
7,344,570円
ローン残高 ローン残存価値 (F)
23,347,200円
支出負債計
(A+C+F)
36,263,770円
資産額 建物残存価値 80年耐久
31,456,000円
資産−支出負債
-4,807,770円
金   額
建てるとき
(A)
4,007,200円
5年目まで支出 (B)×5=(C)
6,840,300円
ローン残高 ローン残存価値 (F)
19,845,120円
支出負債計
(A+C+F)
30,692,620円
資産額 建物残存価値
24,806.400円
資産−支出負債
-5,886,220円
支出負債累計(10年目まで)
金   額
建てるとき
(A)
5,572,000円
5年目まで支出 (B)×5=(C)
7,344,570円
10年目まで支出 (D)×5=(E)
8,240,570円
ローン残高 ローン残存価値 (F)
20,736,000円
支出負債計
(A+C+E+F)
41,893,140円
資産額 建物残存価値
30,848,000円
資産−支出負債
-11,045,140円
11,045,140/10
=1,104,514
金   額
建てるとき
(A)
4,007,200円
5年目まで支出 (B)×5=(C)
6,840,300円
10年目まで支出 (D)×5=(E)
7,601,900円
ローン残高 ローン残存価値 (F)
17,625,600円
支出負債計
(A+C+E)
36,075,000円
資産額 建物残存価値
22,032,200円
資産−支出負債 14,042,800/10
=1,404,280
-14,042,800円
支出負債累計(35年目まで)
金   額
建てるとき
(A)
5,572,000円
0〜5年目まで支出 (B)×5=(C)
7,344,570円
6〜35年目まで支出 (D)×30=(6E)
49,502,820円
ローン残高 ローン残存価値 (F)
0円
支出負債計
(A+C+2E+F)
62,359,990円
資産額 建物残存価値
25,984,000円
資産−支出負債
-36,375,990円
36,375,990/35
=1,039,314
金   額
建てるとき
(A)
4,007,200円
0〜5年目まで支出 (B)×5=(C)
6,840,300円
6〜35年目まで支出 (D)×30=(6E)
45,611,400円
ローン残高 ローン残存価値 (F)
0円
支出負債計
(A+C+2E+F)
56,458,900円
資産額 建物残存価値
0円
資産−支出負債
-56,458,900円
56,458,900/35
=1,613,111

 まだ35年目までしか計算していませんが、想定される耐用年数までの計算をやってみてください。
 耐用年数まで計算すると建物の資産額と負債が0になりますから、資産−支出負債は耐用年数が来るまでの支出の合計です。その数値を耐用年数で割ると1年あたりの居住コストが計算できます。

 35年経過すると内断熱RC建物は寿命を迎えますが、省エネで高断熱な建物はこの先も数十年にわたってローン返済のない安定した時代が続きます。

  同じように15年、20年経過したあとで建物を売ったときの(資産-支出負債)を経過年数で割ればおよその1年当たりの居住コストが計算できます。
 仲介手数料など細かい支出を考慮していませんが、概算的に耐久性や省エネ性ががコストにどう影響するかを見ることが出来ます。



       

 80年の耐用年数があれば坪80万円の建物の期間を通じての平均コストは年間100万円程度になりますが、耐用年数が40年しかないと坪単価が68万円としても年間150万円ほどの平均コストになり、約50%の差ができます。この差の中で一番大きなものは償却費で約15%安く家を建ててもその費用を半分の期間で償却するには期間あたりの負担が1.7倍になります。解体費や引越し代などの固定費も40年ごとに発生するか80年ごとに発生するかで負担は大きく変わります。

 あなたが今家を建ててもすぐに感じることが出来るのは耐久性のメリットではなく、快適さや空調費が僅かに安いメリットになります。
 しかし、30代に建てた家が40年経った時点で建て替えが必要になれば70代で再び建て替えが必要になり、子供の代まで家を引き継ぐどころではなく、自分の余生を送る家のことを考えなければならなくなります。


 上の表のローン残高と資産額は次のように計算します。
 ローン残高:耐用年数35年とした経過年数後の割合とローン借入額を掛け合わせます。
 資産額:  建築工事費に耐用年数と経過年数で決る割合を掛け合わせます。
 ローン返済額:金利3%、35年返済として年間借入額の0.0465倍を返済するものとします。


耐用年数と残存価値(提案法)
耐用年数 5年後 10年後 15年後 20年後 25年後 30年後 35年後 40年後 45年後 50年後 ローン返済額
22年
0.826
0.625
0.391
0.120
35年
0.912
0.810
0.692
0.555
0.397
0.213
0.000
0.0465
47年
0.947
0.886
0.815
0.732
0.637
0.526
0.398
0.247
0.076
60年
0.967
0.930
0.886
0.835
0.776
0.708
0.629
0.537
0.431
0.384
80年
0.983
0.964
0.942
0.916
0.887
0.852
0.812
0.765
0.711
0.687
100年
0.991
0.981
0.969
0.956
0.940
0.922
0.900
0.875
0.847
0.835



 

 白紙の計算シートはこちらにあります。


 閲覧を終ったらブラウザーのボタンで閉じてください。