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これまで各種の条件の中で外断熱工法と内断熱工法、いくつかのケースでは断熱がない場合の室
温の変動の様子を見てきました。いずれの場合も外断熱工法の建物の室内環境は安定していて、変
化しにくい性質があることをお判りいただけたと思います。
外断熱工法の建物の室温が安定していて大きな変化を示さないことは、空調を入れたとき、室温
が上がりにくいことを意味しています。
外断熱工法の建物で、空調を入れた後急に温度が上がらない理由は次の二つです。
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1.
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建物の熱容量が内断熱工法の建物の約4倍あり、冷えた建物を暖めるのに大きな熱を必
要とする。
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2.
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建物の熱損失係数が小さいため、通常は内断熱工法の建物より遥かに小さい空調設備で
充分な空調ができる。
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つまり、一旦室温を下げてしまうと小さな空調設備で大きな熱容量を持つ建物を暖めなければな
らないので(冷房時は冷やさなければならないので)、外断熱工法の建物では同じ温度を上げるに
は内断熱工法の建物の10倍以上の時間を掛けて温度を変化させることになります。
下の図は内断熱工法と外断熱工法の建物で表示した能力の暖房機を使って部屋を暖めるときの温
度上昇カーブを示しています。
前のページのグラフを見て判るように外断熱工法の建物の室温が14℃に下がるまでには約8日間
掛かります。内断熱工法の建物の室温が外気温度と等し意図ころまで下がる4日目には外断熱工法
の建物では約3℃しか室温が下がっていないので、空調を入れるときの温度が外断熱工法と内断熱
工法では異なることに注意してください。
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