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ここにあげた建材は断熱材ではありません。(少しだけ混ざってしまいました。)
内装、外装に使われる建材の透湿抵抗の大きさも結露の発生と大きな関わりがあります。
一般に、夏型結露の心配がない地域のRCの断熱では壁の外側ほど透湿抵抗の小さい部材を使
う。木造の断熱では断熱材の室内側と屋外側に配置される透湿抵抗比をその地域の外気の最低温
度を基準に一定の比率を持たせることで結露のない家造りができるといわれています。
ところが、日本の多くの地域では夏と冬の水蒸気の流れる方向が異なり、これだけでは夏の結
露を防ぐことができません。
私達が何気なく使っている構造用合板などの木質系面材の中には極めて大きな透湿抵抗を持つ
ものがあります。アメリカでは枠組工法の外側の面材に、OSB合板や構造用合板を当たり前の
ように使います。一方、ヨーロッパ特に北欧では外側の面材の透湿抵抗に神経質と言いたくなる
ほど気を使います。
アメリカの知人に聞くと、「アメリカでは断熱材を使う前から木質面材を使ってきた。水蒸気を
壁の中に入れなければ木材の透湿抵抗が問題になることはない。」という返事がありました。
相対湿度が上昇するほど木質系材料の透湿性能が小さくなる性質により、計算上より安全側に
なるのだと思います。しかし、むやみに外側の透湿抵抗を大きくするのは危険です。
夏型結露の防止策はサイトの中でいくつかご紹介していますが、その基礎になるのは使用する
建材の透湿性能です。ところが、この透湿性能は素材によっては含水率によって大きく変化する
ものがあり一定ではありません。厄介なところです。
欧米では透湿性能の測定に当たりふたつの測定方法があります。ドライカップ法と呼ばれる比
較的乾燥した状態で測る方法と、ウエットカップ法と呼ばれる湿潤状態の測定方法で、結露の有
無を検討する部材についてはウエットカップ法の値を使用します。
日本のJISの測定方法はカップ内の相対湿度を0%としていますから、ドライカップ法に近
い数値が出るものだろうと思います。
下に主な建材の透湿性能を纏めました。Perm値で表されたアメリカのデータはまるめた数値で
すので換算後の精度は高くありませんし、測定誤差もやや大きく、更に相対湿度によっても変動
するものですから、およその性能を把握すれば良いでしょう。
Perm値を透湿率・透湿抵抗に換算するに当たり、ウエットカップ値の示されているものはウエ
ットカップ値を優先しました。
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種 類 |
透湿率
g/m2・h・mmHg
|
透湿抵抗
m2・h・mmHg/g |
水蒸気透過率
Perm
|
備 考 |
ドライ
カップ |
ウエット
カップ |
|
ベニア板 |
0.097
|
10.4
|
0.75
|
3.5
|
|
|
OSB合板 |
0.055
|
18.1
|
0.75
|
2.0
|
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シージングボード |
0.041
|
2.4
|
14.5
|
15.0
|
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XPS |
0.027
|
36.3
|
1.0
|
1.0
|
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|
XPS(ラミネート) |
|
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?0
|
?0
|
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EPS TypeU |
0.097
|
10.4
|
3.5
|
|
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|
ガラスマット貼石こうボード |
0.634
|
1.6
|
23.0
|
|
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|
|
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シージングボード
アセダスR 12 |
1.09
|
0.9
|
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|
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アセダスD 12 |
0.75
|
1.3
|
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|
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ダイライトMS 12 |
0.33
|
3.0
|
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ダイライトMS 9 |
0.44
|
2.3
|
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OSB合板 11.1 |
0.033
|
30.6
|
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構造用合板 8.8 |
0.049
|
20.6
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構造用MDF 9 |
0.383
|
2.6
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SIP ノバポン 9 |
0.081
|
12.4
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木造建築物の断熱> 面材の透湿性能にも関連する情報があります。
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