既存建物の断熱改修 |
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建物を防湿する理由
あらゆる形の湿気を防ぐことは私たちの家を耐久的かつ快適にするために重要です。外装材、屋根ふき材および地下室の防湿のような建築部材は、液体の水から家を上手に保護します。
水蒸気の移動を防止することは、家の構造を追加的に保護したり、屋内の湿度を快適なレベルに維持するので同様に重要です。
水蒸気の流れの制御には次の3つの方法があります。
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構造体に湿気を寄せ付けない建築技術 |
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湿気の発生量を減らすこと |
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余分な湿気の排出 |
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家の湿気の発生源
地下室や屋根に水漏れのない一見乾燥している家でも、湿気による問題を持つことがあります。湿気はどこから来るのでしょうか?
湿気には多くの原因があるので、いつもその原因が明白だとは限りません。
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居住者の活動 |
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風が壁に吹き込んだ雨 |
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湿った基礎や地下室や地盤からの蒸発 |
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建築資材と家具に含まれている湿気(水蒸気) |
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平均的な4人家族の家は、普通に生活していても週に約63リットル分の水蒸気を発生させると言われます。基礎や床下の防湿処理が不適当だと、土の中の地下水は毛管現象によって壁または床の表面に到達して蒸発します。
湿度の高い期間に建築資材および家具は大気から湿気を吸収し、暖房シーズンにそれを放出します。
これらの水蒸気が毎日発生しているにもかかわらず、ほとんどの古い家は冬に加湿器を設置しなければならないほど空気が乾燥しています。
なぜでしょうか?
寒い屋外の空気は水蒸気をあまり含みません。古い家では、隙間風が寒く乾燥した大気を屋内にもたらし、上部の壁および屋根裏の空洞から暖かく湿った室内の大気を逃がします。室内の空気は結露を引き起こすほど十分に冷めないうちに、断熱されていない外装を通って速く漏れ出します。
断熱材を追加すると、断熱材の外側ははるかに冷たくなります。もし防湿措置をしなければ、水蒸気は建物構造体の内部で冷やされ結露します。
どうしてでしょうか? 冷たいい空気が暖かい空気に比べて非常に少ない水蒸気しか含まないことを忘れないでください。暖かく湿った空気が建物の冷たい外側で冷やされると、空気が持つ水蒸気の一部は液体として(寒い場合には霜として)結露します。結露は、断熱材の性能を低下させ、木材の腐敗・ペンキの剥がれ・羽目板の割れ・カビやダニの発生などの問題の原因になります。
適正な湿度は?
適切な湿度は、建物の建てられた環境、使われている断熱材や建具の性能によって変わります。外気温度がマイナス20℃を下回る寒冷地と、下がっても0℃以下にはならない地域では同じ仕様で建物を建てても壁やサッシの表面温度や内部結露が起きる条件が異なるからです。
40〜60%の相対湿度は、乾燥による咽喉痛を防ぎ、空気をより暖かくより快適に感じさせます。湿った空気は静電気を防止し、植物を保護し、家具を保全するでしょう。
反面、湿度が高すぎると窓ガラスに曇りや霜がつくことがあります。また、壁と天井の汚れ(ペンキ の剥がれ)カビの発生と臭いの原因になります。
外気温度が低いほど、また建物の断熱性能が劣るほど室内の湿度レベルを低く設定しないと結露を招きやすくなります。
あなたの窓の結露は、相対湿度を表すバロメーターになります。しかし、より正確に湿度を監理するには湿度センサーをつけた調湿器を設置するほうがいいかもしれません。
構造体を乾燥させておくこと
構造体を乾燥させるために4つの方法が使用されます。
- 外部からの雨とと湿気から建物を保護するため、透湿・防水紙、羽目板、水抜き、溝その他のディテールを必要とします。さらに、地下室の水漏れあるいは毛管作用による湿気移動から基礎を保護する適切な排水、地盤を建物の外側に傾斜させるといった手段があります。
- 湿気の削減策は、発生する水蒸気を減らし、湿った空気を排出し、乾燥した空気を取り入れることです。
- 湿った屋内の空気が外壁に入るのを防ぐため、気密層により空気漏れによる湿気の移動と拡散を防ぎ、水蒸気の移動を減らします。
- 湿気の一部は蒸気拡散(浸透)によって建物の外装(エンビロップ)に移動するので、防湿層を設置することは重要です。有効な防湿層は次のような性質を求められます。
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蒸気拡散(浸透)に抵抗する |
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耐久性がある |
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断熱材の暖かい側に設置されている |
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必ずしも一体でなくてよい |
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多くの建築資材は、防湿層として使用できるほど蒸気拡散によく抵抗します。これらはポリエチレン、油性ペンキおよび特別の防湿ペイント(いくつかの断熱用品と外部用合板)を含みます。異なる資材に家の異なる部分で防湿層の役割をさせることができます。
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同じ材料が、適切に設置されれば気密層と防湿層の両方の必要条件を満たし、兼ねて働きます。ポリエチレン・シート、アルミ箔で裏張された石膏ボードは両方ともこれらの機能を備えています。言葉の混乱を避けるために、材料が両方の機能を行っているとき、それを気密・防湿層と呼びます。
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一般的ルールとしては、防湿層は断熱材の高温側にあるべきです。しかし、もし壁の断熱抵抗の少なくとも3分の2が防湿層の低温側にあれば、防湿層を壁や天井構成材の中間に配置することもできます。この比率は、家の内部の湿度と気候によって調節されるべきで、十分な知識を持つ専門家の意見を聞いてください。
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- 建物外装に外部と呼吸させる
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家が湿度の季節変動に対処し、さらに内部と外部から建物外装(封筒)に浸透するすべての湿気を放出させます。これは、2つの方法で行なわれます。建物の外装の材料は暖かい側に置かれた最も蒸気拡散に強いものと、外部に置かれて最も抵抗しない防水紙のようなものが層になって、建物の外装に浸透するどんな蒸気も外部へ排出できるようにします。
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いくつかの比較的水蒸気を通さない断熱被覆を持つ壁のシステムは、内部の温度が高く保たれるのでうまくいきます。壁を改造する場合念のため、常に内部の表面が防湿性であることを確認してください。
雨または湿気によって濡れた資材を乾かすために、サイディングの中には外部仕上材の裏側に空気スペースを持っているものがあります。この空気スペースは、屋内から壁穴に浸透したすべての湿気の逃げ道になります。空気の対流がサイディングに裏打ちされた断熱材の効果を生じさせないので、このタイプで断熱サイディングを使用してはなりません。
鉄筋コンクリートなどの建築物
鉄筋コンクリート、組積造などの建築物では構造体が防湿層になります。内断熱工法は断熱材の外側に防湿層となるコンクリートが配置され、木造の建物の例で説明してきた「防湿層は断熱材の高温側に置かなければならない」という原則に反した構成になります。
高温多湿な関東甲信越以西の海岸沿い地域では、冷房や除湿のため外気の露点温度と躯体温度が接近し夏の結露が心配されることがあります。
このような地域では透湿抵抗の小さい(殆どない)繊維系断熱材の使用を控えたほうがいいでしょう。
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