有限会社 日本外断熱総合研究所 > 断熱・気密・防湿 4-2-9(19/19) 断熱改修のマニュアル
既存建物の断熱改修

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マニュアル
4-1快適な家造り
4-2断熱改修のマニュアル
4-3RC建築物の断熱改修
4-4省エネな家造りの進め方

付録
付1断熱用語辞典
付2断熱材性能比較リスト
付3住まいと断熱の掲示板
付4M邸WEB見学会
・ はじめに 
第1章 家はどう働くか 第2章 断熱 第3章 気密 第4章 防湿 第5章 システムとして働く家
第6章 材料(1) 断熱材 ・ 材料(2) 気密材 ・ 材料(3) 防湿材
第7章 建物の現状を知る 第8章 屋根と天井 ・ 外壁 ・ サッシとドア ・ 床と基礎
・ 気密性能の改善 ・ 敷物とカーテンなど ・換気と空調システム ・床の湿気対策
第9章 家の使い方・暮らし方
家の使い方

 このマニュアルを読まれた貴方はもう"システムとしての家"の概念を良く理解されていると思
います。

 断熱改修を終えたあなたの家は従来よりもはるかに省エネ的な家になりました。しかし、同じ
車でも運転の仕方によって燃費が異なるように、家も操作・維持管理の仕方によって省エネルギ
ー効率が違います。
 あなたは居住者として、家のドライバー・シートに座っています。家にどのように住み、維持
するかが、あなたの家の断熱改修の成功と深く関係します。いい加減に使えば、改修による利益
の大部分を手に入れられないかもしれません。それを効率的に使えば、実際に家の空調の稼動を
改善することができます。

 より重要なことは、より健康でより快適な生活環境があなたのものになるでしょう。
 ほとんどの空調設備はメンテナンスが悪いと効率良く作動しません。よく調整され、効率的に
操作された空調設備は著しくあなたの毎年のエネルギーコストを減らします。


断熱改修後の家に暮らす
 断熱改修後の家の状態は様々です。
 気密化を進めた家、気密も防湿も性能が高まった家、さらに断熱性能も良くなった家、お金を
掛けた程度によって家の状態は異なります。気密・防湿性能を高めたといっても、改善は部分的
で家全体の気密・防湿性能はまだまだ不充分なこともあるでしょう。改修後の家の状態を知り、
上手に使いこなす必要があります。

 隙間風が減った家は断熱材を増やさなくても寒さが緩むかもしれません。しかし、水蒸気の逃
げ場が少なくなった家で暮らすときは、以前より換気に注意してください。

 気密・防湿性能が良くなった家は従来よりも温度・湿度管理が容易になります。従来ならば暑
ければ冷房をかけていた家で、除湿の方が快適で経済的になることもあります。温度計・湿度計
だけでなく、市販されている「不快指数計」を室内に置いて経済的に快適な室内環境を実現する
ことも考えてください。

 そして、次に家を改造する機会があればインテリアだけではなく下地と断熱にも十分な配慮を
して、さらに快適な家を目指してください。



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